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HDR-SR12 ハイプロファイルとメインプロファイルの違いは何?(Main Profile & High Profile) ソニスタ購入シミュレーション2008

Sony Card(ソニーファイナンス)

最近の我が家で気になるのが、
どうにもこうにもよくわからない
ハイプロファイルとメインプロファイルの違いです。

WEBの記事などでは、
2008年から発売される
ソニーの新しいハイビジョンハンディカムが
ハイプロファイルの記録方式を採用、
とよく出てきます。

HDR-SR12、HDR-SR11、HDR-UX20などですね。

記事を読んでいると
ハイプロファイルになると画質が良くなることは
なんとなくわかるのですが・・・

どうして?
従来のメインプロファイルと何が違うの?
そもそもプロファイルって何?

などなど、
わからないことばかりなの我が家です。

我が家ではこれ、
最初は解像度のことかなあと
誤解していました。

ハイプロファイルが1920×1080
メインプロファイルが1480×1080
なんて大きな勘違いです。

でもWEBをリサーチしているうちに、
そうではないということが
だんだんわかってきました。

それとともに、
ハイプロファイルって、
実はとてもスゴイのでは?
と感じるようになりました。

今回はそのあたりの
リサーチ結果をご紹介していきます。

ちなみにこのあたりの情報ってほとんどなくて、
我が家でものすごい勘違いをしていたりする可能性も
十分にありますが、皆様ご容赦を・・・

------------------------

ではまず、プロファイルって
そもそも何のこと?
から初めましょう。

従来のMPEG-2に変わる圧縮方式として、
最近は特に注目度が高いのが、
AVC/H.264ですね。

同じMPEG-4 AVC/H.264でも、
用途によって、いろいろな段階があるわけです。

どんな機能がついているか、
を段階的に分けた区分がプロファイルです。
(正確には、目的用途別に定義された機能の集合を表す用語)

まずは具体的に、
ハイプロファイルとメインプロファイル
からご紹介したほうが、
わかりやすいかなあと思います。

これがプロファイルを機能別に分類した表です。
上段を見ると、プロファイルには
現時点で7種類あることがわかります。
(2種類かと思っていた我が家です・・・)

①ベースラインプロファイル(Baseline Profile)
②メインプロファイル(Main Profile
③拡張プロファイル(Extended Profile)
④ハイプロファイル(High Profile)
⑤ハイ 10 プロファイル (High 10 Profile)
⑥ハイ 4:2:2 プロファイル (High 4:2:2 Profile)
⑦ハイ 4:4:4 プロファイル (High 4:4:4 Profile)


参照ページ:
http://en.wikipedia.org/wiki/H.264/MPEG-4_AVC#Profiles

今回のテーマである、
ハイプロファイルとメインプロファイル
にフォーカスしてみたのがこれです。

違いをハイライトしてみます。

この4項目が違いますね。
(なんだか物理の授業?のような難しい用語ばかり・・・)

*Monochrome Video Format (4:0:0)
 (YCbCr 4:0:0色空間(白黒画像))

*8x8 vs. 4x4 Transform Adaptivity
 (8×8画素整数変換)

*Quantization Scaling Matrices
 (量子化マトリックス)

*Separate Cb and Cr QP control

WEBの記事をいろいろ読んだ限りでは、
その中でもこの2つが、
画質向上の大きなポイントみたいです(たぶん)。

*8×8画素整数変換 
*量子化マトリックス

この2つについて、
我が家でとらえたイメージを
もう少しご紹介していきましょう。

ちなみに残りの2つは、
いまだに何のことなのか
よくわかりません・・・

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まずは
8×8画素整数変換 
から。

メインプロファイルの
ブロックサイズは4×4画素でした。


これは低解像度の動画の圧縮では
比較的好適な画質を示すのですが、
HDTVのような高解像度の動画においては
画質の再現性に弱いという問題点が指摘されていました。

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そこで 「8×8画素整数変換」 の登場です。

画質向上のために導入された
8×8サイズの整数変換では、
4×4変換と8×8変換を場面にあわせて
切り替えて使用することができます。

8×8

8×4

4×8

4×4


(ちなみにH.264の規格としては、16×16, 16×8, 8×16, 8×8の
4種類からも選択可能のようです)

4×4変換と8×8変換を場面にあわせて
切り替えできるため、
たとえばこんな画像では、

変化がない青空部分(赤枠)は8×8
人物などがごちゃごちゃしている部分(青枠)は
8×4、4×8、4×4を使いわけよう、
なんて処理になるわけです。

ちなみにあくまでイメージです。
実際には前後数枚のフレームを含めて、
超高度な演算を行っています。


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次に、
「量子化マトリックス」
に行きましょう。

「量子化マトリックス」とは
圧縮のビットレートを
個々のブロックサイズごとに
変更できることです(たぶん)。

メインプロファイルでは、
4×4の均一サイズのブロックで、
データの圧縮レートも均一でした。

青空のデータは少なめにして、
にぎやかな部分は多めにしよう、
なんて合理的な処理は、
できなかったわけです。

新しいハイプロファイルでは、

青空のブロックは変化がないから、
大きめのくくりにしてしてデータも少なめにしよう

にぎやかな部分は細かく区切って、
データも多く使えるようにしよう、

なんて処理を行えるわけです。

なんとなく、
ハイプロファイルとメインプロファイル、
違いがイメージできたでしょうか?

*4x4の狭いエリアで同じ圧縮率のメインプロファイル
*8x8までの広いエリアを柔軟に分割して、エリアごとに圧縮率をかえるハイプロファイル

なんてイメージで、我が家ではとらえています。
(細かいところは違っているかもしれませんが・・・)

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余談ですが、
ちなみにこのハイプロファイルの生みの親とも言えるのが
Panasonicです。

参考ページ:
高画質と新機能を創造する松下のBlu-ray研究拠点
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080118/phl.htm

ハリウッドのブルーレイディスクの
オーザリングにも使われている技術です。
メインプロファイルでは画質が要求を満たせずに、
ハイプロファイル登場となったわけです。

その技術を応用して、
民生用のハイビジョンビデオカメラや
ブルーレイレコーダーにも
以前から積極的にハイプロファイルを
採用していますね。

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さて、
ソニーの2008年のハイビジョンハンディカムでは、
このハイプロファイルに
サイバーショットでご存知の顔認識を融合させてきましたね。


顔認識で判別した人の顔の部分は、
細かいブロックで大きなデータ量に
してあげるのでしょう(たぶん)。


ということは、技術的に、
人の顔がもっともっとキレイに
残せるようになるわけです。

このハイプロファイル、
前述したように超高度な処理を
多数こなさなくてはいけません。

中途半端な仕上がりでは、
逆にメインプロファイルより劣ることにも
なりかねないわけです。

ソニー初のこのハイプロファイルの仕上がり具合、
とても楽しみな我が家です。

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1920×1080の解像度は、
このハイプロファイルの採用と
実は密接に関係しているのです。

というか、
ハイプロファイルになったから、
1920×1080の解像度も可能になった
と我が家では考えています。

ちなみに解像度は、レベルという定義、
解像度やフレームレート
で決められます。

レベル1 から レベル5.1 まで、
16段階が定義されています。

それぞれのレベルで、画面解像度やフレームレートの上限が決められているのです。
各パラメータの詳細は、以下URLの英語版で参照できます。
http://en.wikipedia.org/wiki/H.264/MPEG-4_AVC#Levels

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H.264に準拠する機器 は、
プロファイルとレベル、
この2つによって性能を
表示することが多いようです。

プロファイルとレベルは別物のため、
ハイプロファイルで1480×1080録画
も当然ありえます。

SR12、11では
最高画質のHFモードだけが1920×1080、
それ以外は1480×1080です。
プロファイルは全てハイプロファイルです。

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ちなみに
HDR-SR12(SR11、UX20)には、
他にも新機能が満載、見逃せません!

*“Exmor”の技術を採用した「クリアビッドCMOSセンサー」
*最大1020万画素の静止画記録
*新搭載の画像処理エンジン「BIONZ」
*動画撮影時でも「フォーカス」「明るさ」「肌色」を自動調整
*3.2型「エクストラファイン液晶」
*撮りたい瞬間に撮影を始められる「クイックオン」機能

などなど・・・

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最後に、HDR-SR12(SR11、UX20)の
ソニースタイルのお得な購入方法を利用した場合での、
購入価格シミュレーションをご紹介しておきます。

シミュレーションといっても、
このブログを読んでいただいている方ならご存知の通り、
シミュレーション通りの金額で実際に購入可能です。

ソニースタイルでのお得な購入の
基本的な流れですが、

*Sonyカード」のELIO決済利用!
*各種クーポン利用!
*特典利用!
*キャンペーン活用!

が基本です。

詳細な購入方法は
以下の記事でご紹介しています。

「ソニースタイルの本当にお得な活用方法!最新版」
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/0000

------------------------

HDR-SR12
ソニースタイルでの販売予定価格は
168,000円です。

利用する特典他による減額計算をしてみると、
①15%AVディスカウントクーポン     -25200円
②ELIO決済3%              -4284円
③Sonyカードのポイント還元      -1385円
④キャンペーンのクーポン還元       -17000円

①~④の減額分を計算すると、
実質価格は   120,131円です。

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HDR-SR11
ソニースタイルでの販売予定価格は
148,000円です。

利用する特典他による減額計算をしてみると、
①15%AVディスカウントクーポン     -22200円
②ELIO決済3%              -3774円
③Sonyカードのポイント還元      -1220円
④キャンペーンのクーポン還元       -15000円

①~④の減額分を計算すると、
実質価格は   105,806円です。

ちなみに我が家が購入するなら、
これかなあ・・・

上位機種とのSR12とは
HDD容量(120GB→60GB)と本体カラー
だけの違いです。

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HDR-UX20
ソニースタイルでの販売予定価格は
128,000円です。

利用する特典他による減額計算をしてみると、
①15%AVディスカウントクーポン     -19200円
②ELIO決済3%              -3264円
③Sonyカードのポイント還元      -1055円
④キャンペーンのクーポン還元       -13000円

①~④の減額分を計算すると、
実質価格は   91,481円です。

我が家的には微妙な位置づけの
DVDにも焼けるハイブリッドタイプですが、
このお値段で1920×1080のハイプロファイル、
金額的にはお得だなあと思います。

Sonyカードのポイント還元の仕組みと方法は、
以下の記事をご参照くださいね。

MySonyCardポイント→ソニスタクーポン 変更方法!
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/2006-04-21

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Sony Card(ソニーファイナンス)

まだ2月の半ばです。
4月初旬配布が予想される
次期15%AVディスカウントクーポンの入手、
まだまだ間に合います。

我が家のブログの新しい読者の方、
「ソニースタイルの本当にお得な活用方法!最新版」
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/0000
を試されてはいかがでしょうか?

ソニー初のハイプロファイル、1920×1080録画の
HDR-SR12、SR11、UX20の
詳しい商品情報はソニースタイルで↓

ソニースタイルのHDR-SR11,12情報ページへ icon

Sony Style(ソニースタイル)


参考ページ
http://en.wikipedia.org/wiki/H.264/MPEG-4_AVC
http://ja.wikipedia.org/wiki/H.264
http://professionalmot.blog116.fc2.com/blog-entry-74.html
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200801/08-0117/

ITmedia +D LifeStyle:MPEG-4 AVC/H.264録画対応の普及型"ハイビジョンDIGA"
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0801/11/news037.html

ITmedia +D LifeStyle:H.264録画に対応した新「ブルーレイDIGA」を試す(前編) (2/3)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0711/16/news041_2.html

ITmedia +D LifeStyle:キヤノン、同社初のHDDビデオカメラ「iVIS HG10」
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0708/01/news053.html

ITmedia +D LifeStyle:次世代DVDの凄さ (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/31/news018.html

ITmedia +D LifeStyle:"ソニー対キヤノン"再び。AVCHDカメラの最新2機種を比較する(前編) (3/3)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/10/news093_3.html

ITmedia +D LifeStyle:"ソニー対キヤノン"再び。AVCHDカメラの最新2機種を比較する(前編) (2/3)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0707/10/news093_2.html

ITmedia +D LifeStyle:富士通、業界初のフルHD対応H.264エンコード/デコードチップ
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0705/21/news045.html

ITmedia +D LifeStyle:ハイビジョンビデオカメラ、今年の傾向
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0704/03/news021_4.html

ITmedia +D LifeStyle:HD映像を記録する「AVCHD」とはどんな技術か? (1/3)
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0609/04/news008.html

SCE、PLAYSTATION 3でH.264のHigh Profileに対応http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070628/sce.htm (6,896 bytes)

高画質と新機能を創造する松下のBlu-ray研究拠点
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080118/phl.htm

西田宗千佳のRandomTracking
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071025/rt044.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071116/rt047.htm

本田雅一のAV Trends
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070525/avt006.htm

ソニー、フルHD録画対応のHDD内蔵型AVCHDハンディカム
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080117/sony1.htm

小寺信良の週刊「Electric Zooma!」
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070509/zooma305.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20071010/zooma326.htm
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20070613/zooma310.htm

松下、SDカードにハイビジョン記録する世界最小AVCHDカメラ
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20061108/pana1.htm

本文章は、WEB、カタログ、マニュアルなどの情報に、
我が家の環境での使用感想を加えて作成しています。
最新情報、不明点、疑問点、操作方法、互換性などは、
必ずメーカーに直接ご確認くださいね。


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蔵三

何と!プロファイルって7つも有ったんですね!
「ベースラインプロファイル」
「メインプロファイル」
「ハイプロファイル」
自分は、この3つしか知りませんでした…(^_^;)
by 蔵三 (2008-02-17 01:32) 

あるまじろ

「残りの2つ」ですが,
*Monochrome Video Format (4:0:0)
「RGB(赤緑青)空間をYCbCr(輝度色差)空間に変換したときに色差信号値(CbCrに相当)を中心値にすることで、モノクロ処理をすることができます。RGBでも構わないのですが、情報量が少なくて済みます。」

*Separate Cb and Cr QP control
「YCbCr(輝度色差)空間でのCb,CrをそれぞれQP値を設定できることです.QPとは量子化係数のことで、値が大きいほど圧縮率が高くなります。」
by あるまじろ (2013-03-15 14:03) 

預言書

いつも お世話になっておりますm(__)m

預言書を発見しました、

見ていただけると光栄です。

日月地神示、大日月地神示、続 大日月地神示

http://kisu.me/Lk4

https://goo.gl/kaebxD

③このブログは途中から大日月地神示のより分け

http://ogy.de/09bp

http://ogy.de/gpyx

http://ogy.de/beg7

⑥日本にしかない!貴重な預言書 一覧

http://kisu.me/Sj9

⑦このブログで絶対に見てほしい!厳選動画

http://kisu.me/NuD

⑧【原因を作って、偽善者で現れる戦略】イスラム国とは何だったのか?

http://kisu.me/V8Y
by 預言書 (2019-06-19 23:08) 

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