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Full HD1080の真実 [SONY 薄型TV]

2006年の春から、
ソニーのハイビジョン製品の多くに
こんなロゴマークが付き始めました。



Full HD1080って何?
1920×1080のフルスペックハイビジョンとは違うのかなあ?
「Full」 がつかない「HD1080」はあるのかなあ?
疑問が次々に湧いていましたが、
先日、やっとその真の意味がわかりました。

家電量販店に山積みの
カタログの中に説明がありました。




「垂直画素(走査線)数 1080画素(本)以上の
HD(High Definition)映像を、
記録、編集又は表示、再生可能な
民生用ソニー製品を示しています。

との記載があったのです。



なるほど、
「垂直側が1080の数字を満たしているかどうか」
のロゴでした。

わかりやすいように、
算数の授業でやった「集合」のイメージで
簡略化して説明してみます。

世間一般のハイビジョンに対する認識は、
こんな感じです。
ハイビジョンでも、フルスペックとそれ以外があります。

グリーンの円部分、
フルスペックのほうが高価で綺麗のイメージが浸透しています。


ソニーの「Full HD1080」、
このグリーンの円部分とぴったり重なるのかなあ、
と錯覚してしまいそうですが・・・
実はもう少し大きな円なのです。




ピンクの円の部分が、
「Full HD1080」です。
垂直側の解像度(走査線数)が1080なら、
水平側は任意です。

たとえばHDR-HC3、
HDV規格なので、
1440×1080です。

関連記事:
AVCHD 対 HVD (HDデジタルビデオカメラ規格)
http://blog.so-net.ne.jp/sonyandvaiofan/2006-05-12

1920×1080ではないため、
グリーンの円上ではなく、
ピンクの円上に位置することになるのです。

Full HD1080の真の意味、
ご理解いただけたでしょうか?

余談ですが、
日立のプラズマTVの「1080ALISパネル」も、
用語の定義の発想は
ソニーと同じでしょう。

Sharpは、
37インチからのフルHDを猛烈にアピールしていますね。

松下からは、
50インチ以下ならフルHD不要論まで飛び出しているようです。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20060601/ce08.htm

いずれも、
自社の強いところだけを上手にピックアップして
様々にアピールしていくわけです。

メーカーの熾烈な情報戦(情報操作)、
どこまでエスカレートしていくのでしょうか?



本文章は、各メーカーのWEBやカタログ記載をもとに作成しています。
正確な定義や最新情報などは、
必ず各メーカーに直接ご確認くださいね。


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